やちよ蕎麦会・そば栽培研究
やちよ蕎麦の会 そば栽培研究
  
 『そば栽培体験と契約栽培の研究』に関する私たちの見解。農地法の定めでは、農地の貸し借りを行う場合は、農地法第3条に基づく許可が必要です。私たち、蕎麦の会は、篤(とく)農家のもとで、そば栽培体験と農家との契約栽培の研究中であり、小作人ではありません。
  
. 1.トラクターの使い方を教わる
初めて乗るトラクター。篤農家のUさんに操作を教わりました。
走行を止める時は、クラッチが先でブレーキは後。
水田の転作で水気が多いので、耕耘は4駆にしましょう。
PTOのギヤを入れると作業機が回転します。etc
. 2.楽チンですね
5月から、月1度づつ雑草を緑肥に敷きこむ耕耘。
Uさんからトラクターをお借りしての作業です。
前年までは耕耘機でしたが、トラクターははるかに楽です。
でも、作業は天候の予想が大切。農家のご苦労が分かります。
3.播種
畝一本一本に種を落として足で覆土して進みます。
元気に発芽して頂戴、なんて思いながら・・・
単調な作業ですが、結構キツイっす。
何度も往復しますから種まきが終わるころはヘトヘト
4.土寄せ
そばは短期作物で雑草より早く成長するので、
土寄せの必要はありません。
土寄せは除草目的より通気性を高め、
根の活着促進のため行いました。
こうするとカリッとした背の低い丈夫な茎になります。
. 5.開花
そばは成長が早く、播種後40日前後に満開。
白無垢の小さな花で可憐です。
畑一面を見渡すと白花の群生でとてもきれいで
農作業の疲れが癒されます。
. 6.刈り入れ
慣れない鎌を持ってそばを刈り、適当に束ねます。
腰を折っての作業はとても重労働です。
でも、お茶の時間のお喋りがとても楽しく
この刈り取ったそばを食べる日が楽しみです。
7.乾燥と脱穀
束ねたそばは借りたビニールハウスで乾燥しました。
雨に濡れず、風味の良いそばになります。
脱穀は古典的な足踏み式の脱穀機で行いました。
このゴミ交じりの玄そばを、次の作業にかけます。
. 8.古典的に唐箕(とうみ)でゴミ・石ヌキ
またまた古典的作業。唐箕でゴミやほこりを飛ばします。
何度か唐箕にかけ、更に手作業で土くれや石を拾います。
この唐箕作業、クランクを回して風を送るので
これもほとほとウデが疲れます。
. 9.玄そば
やっと玄そばになりました。
皮がパンパンに張った濃い茶の玄そばが豊作でした。
この後、粉に挽く前に、磨き、粒揃えをします。
挽きぐるみでない場合は皮むきをします。
. 10.新そばを打ってみる
石臼で挽いたそば粉を打って見ました。
しっとりした、とても感触のよい粉です。
加水率を少々上げてコシを強くしてみましょう。
香りも強くて期待に応えてくれそうです。
11.至福の十割そば
さぁ召し上がれ。八千代産の新そばです。
つるつるつる・・・
香りもコシもしっかりしています。
うーむ、これぞ至福。
 
 耕作面積が10a程度のときは、とてもお客様にお出しするほどの量ではありませんでしたが、50aを越しましたら、そこそこの量になりましたので以後、食数は少ないのですがお客様に新そばを堪能していただいています。店内の壁に貼ったそばづくりの写真を見ながら、お客様と八千代産新そばの歓びを分かち合います。
 

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